■ 中型ミサイル考察
※ここでの中型ミサイル:WM-MVG404,WM-MVG802

大きな威力とそこそこの弾数が同居した兵器、中型ミサイル。
ここでは、それについて考察しようと思う。
まず、小型ミサイルとの違い、中型ミサイルの特徴を挙げてみよう。

(1)攻撃力が約2倍
(2)弾速が遅め
(3)さりげなくE消費が少ない

小型ミサイルとの最も大きな違いは1番だろう。
1560という威力は、軽量機にとってはかなりの驚異だ。
この威力なら攻撃用として充分実用的である。
また単発攻撃力が高いという事は、短期決戦が可能という事だ。
小型ミサイルの場合、弾数は豊富だが、言い換えればそれだけの弾数を当てていかなければ
効果的なダメージは期待できないという事なのである。
だがその点、中型ミサイルなら単純計算で相手に当てる弾数は1/2でいい。
もちろん弾数はそのぶん少ないが、それにかかる時間は少なくて済む。
まだ相手が充分な実力を発揮していない間に倒せる可能性が高いのだ。

では2番の弾速が遅いという特徴からは何が言えるだろうか。
これには、

・相手の正面に撃てた時の命中率が低い
・迎撃を受けやすい

等のデメリットが挙げられる。
「相手の正面に撃てた時の命中率が低い」とは、
ミサイルを射出した角度が相手の方向ぴったりに向いていた時に、
弾速が遅いため避けられる可能性が高いということだ。
だが「弾速が遅い」ことは、デメリットばかりではない。
弾速が遅いと、軌道修正が小型ミサイルよりも大きく働くため命中率が上がる等のメリットもある。
つまり、(これはミサイルコンボにも言える事だが)小型ミサイルがまだ上手く当てられない、
どうしても相手の横をすり抜けてしまう、といったミサイル初心者にとっては嬉しい特徴なのだ。
(もちろんミサイル上級者も使いようによっては小型ミサイルよりも命中率を上げる事が可能だろう。)

3番は意外と知られていない特徴である。
2つともE消費は300以下であり、WM-MVG802にいたっては、WM-S40/1よりも低いのだ。
もしもE消費の高めの機体に乗っていて積載量に余裕があるのなら、
この3番の特徴も考慮してみたい。


では、WM-MVG404とWG-MVG802。どちらを使うべきなのだろうか。
これは明らかにWM-MVG802である。
WM-MVG404の装弾数24基というのは、いささか心もとない。
また複数ロックも不可能で、被迎撃率が高く、避けられる可能性も高い。
重量の関係でWM-MVG802が積めないのなら、WM-S60/4や垂直ミサイル等の導入を考えるべきである。

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